セミナー・フォーラム

コミュニティビジネス勉強会in相武台

「これからのシニアのコミュニティビジネス参加」

日 時: 平成18年6月8日(木)13:30~16:30
会 場: 相武台公民館 大会議室
講 師: NPO法人シニアSOHO普及サロン・三鷹 顧問の堀池喜一郎氏
内 容: 講演「シニアSOHO三鷹の協働事業立上げの経験から」
交流会
 

 

本年度第1回目のコミュニティビジネス勉強会は企業を卒業されたシニアが多く、商店街の皆さんも意欲的に活動されている相模原市南部地域で、「シ ニアSOHO普及サロン・三鷹」で顧問をされている堀池喜一郎氏をお迎えし開催いたしました。 コミュニティビジネスの先駆的事例であるシニアSOHO三 鷹を実際に立上げ、現在も幅広く活躍されているこの団体を起こすきっかけや人材育成・運営などの経験をお話しいただきました。
参加者からは、「協働」の意味や重要性が良く理解できたとか、実際の立上げていく過程はとても興味深く、参考になったとの感想が寄せられました。
 
 

講演の様子

講演の様子

講義の概略
1.コミュニティビジネスの社会背景
・コミュニティビジネスとは何か定義をはっきりとさせる
・市民の協働参加で地域が成長する
・都市の特性、産業と都市構想をよく知る

2.シニアSOHOグループの性格と協働の展開
・初めから無償の仕事はしていない(会員間でも何か教えると対価が発生する)
・シニアが参加できる環境(プラットホーム)を整える(シニアSOHO三鷹の発足)
・会員のレベルを統一する(誰が仕事をしても同じ品質であること)
・協同事業者としての信頼・技術力を培う
・アクティブシニア支援
3.成立した事業例等
・三鷹市との協働事業
・他市区からの依頼事業
・IT講習教室
・高齢者マッチング事業
・学校基点の住民交流活動
・子どもと大人の交流
・NPO「ふれあい協同館」(茨城県日立中市)など
4.これからの起業成立
これからは、技術産業の中において個人スキルで対応できる業務を待っているだけでは、コミュニティビジネスは成り立たない。それぞれの専門知識でマネージメントされた組織が必要であり、 それぞれのスキルがその組織の中で発揮されていくようになる。
我々は「スキルがあると仕事ができる」という長い間いた企業 社会の考えではなく、「地域の課題を解決していこうとすると仕事ができてくる」という訳のわからない社会にいる。まず、やってるところに参加してみるとよ くわかることでもあるので、積極的に参加してみるのも良いでしょう。
相模原っていいところだなーと感じるところからジェネレーター(※)が生まれてくるものと思うし、地域というよりは、「ふるさと」・「郷土」という言葉を使って議論すべきであると思う。
※ジェネレーター:アイディアを実現するために先導する人
今回のワークショップではそれぞれにテーマを決めていただき、皆様の前で発表をしていただきました。
テーマは堀池先生への質問やどんなきっかけでコミュニティビジネスの勉強会へ参加してみようと思ったのか、講義を聴いてのコミュニティビジネスへ対する思いや、こんなコミュニティビジネスやってみたい、こんな活動に参加したい、今までのスキルや得意なことなどをテーマに選んでいただきました。皆さんがコミュニティビジネスに対する思いや活動されている内容を熱心に発表されて最後のほうの方には十分に発表いただく時間や堀池先生からのアドバイスをいただくことができせんでしたが、それぞれの熱心な思いがよく伝わってくる発表となりました。

ワークショップの様子

 

 

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