コミュニティビジネス活動紹介

介護サポート情報館 たんとぽけっと

自分のために知っておく 大切な人のために知っておく 老い支度

基本情報

団体名 たんとぽけっと
代表者 松本 紀子
施設名 介護サポート情報館 たんとぽけっと
URL http://www.tantopocket.jp/
事業分野 <暮らし> 介護相談
主な活動地域 南区

事業目的

介護をされる人の不快感や介護をする人の負担を軽減することや、加齢とともに誰もが感じる不安や悩みに対する情報を提供することで、快適な日々を送るお手伝いをする。

事業内容

◆ 介護・排泄に関する情報提供
◆ 介護用品の紹介、排泄商品の選び方・使い方の紹介
◆ 介護・排泄相談
◆ 介護・排泄に関する講座や講演

背景

子育てがひと段落した女性が新たなステージで自分の力を発揮したいと考える人は多いと思います。そのきっかけは様々ですが、日常の生活の中で培われたことは、より多くの人にとっても役立つことがいっぱいあります。今回ご紹介する松本さんも、ご自身の経験の中で知り得た知識を、より多くの人に役立てたいと事業を始めたおひとりです。

 子育てがひと段落した松本さんは、医大での資料整理のアルバイトをきっかけに、医療事務の仕事を始めました。そんな矢先に突然訪れたのは、義理の母と実の両親の介護という大きな現実でした。
 介護をはじめて間もなくの頃、介護の知識がまったくない事に不安を感じ、忙しい時間をやりくりして、訪問介護員の資格を取得しました。

 当時、体の大きなお父さんに対応できるサイズの介護用のおむつが販売されてなく、各メーカーに問い合わせをしたり、国際福祉機器展などの展示会へもわざわざ探しに行ったりと、介護中の困ったことも多かったそうです。
 そんな介護の日々のなかで、「地域の人たちから、目配りや心配りのある一言をかけてもらえたら、どれだけ気持ちが楽になることだろう」とも感じていたそうです。様々な経験や思いを繰り返しながら13年間に渡る介護を経験しました。

 その後、介護保険制度もでき、訪問介護の仕事に就きました。その仕事を通じ、多くの介護する人・される人と出会って「介護をしている人へのサポートがもっと必要ではないか」、「これまでの経験で様々な人に聞いた話を自分のポケットにしまい込んだままでいいのか」などと考えるようになりました。そして、より多くの人に情報を提供するため「介護サポート情報館」を開設しました。今では、福祉用具専門相談員、産業カウンセラーの資格も取得し、介護用品の紹介や一人ひとりにあった排泄商品の選び方・使い方のアドバイスをしています。

 介護される人は、それぞれ体形も生活状態も排泄パターンも違います。松本さんのアドバイスを受け、その人に合った介護用品を使用することにより、介護される人はより快適になり、介護する人の負担は軽減されるようになります。

 また、今はまだ介護とは無関係という人でも、加齢と共に身体の衰えはあるものです。そんな時に嘆いたり、恥ずかしがったりして行動を狭め、元気をなくしていくのではなく、老いに伴う対処法を知り、いつまでもハツラツとして活発に活動できる術を、自分のため、大切な人のために知って欲しいと「老い支度」という講座なども開催しています。

写真ライブラリ

講習会の風景
講習会の風景
試供品の数々
試供品の数々
マイ(私の)非常時セット
マイ(私の)非常時セット

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