基本情報
施設名 | 青根 草木館 |
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事業分野 | <まちづくり>観光/環境保全/コミュニティカフェ |
主な活動地域 | 緑区青根 |
事業目的
水源地の保全・振興と地域活性化
事業内容
・木工体験コーナー
・カフェ ・軽食コーナー
・地元野菜直売コーナー
・地域お土産品コーナー
背景
緑区青根地区は、相模原と富士五湖の山中湖をつなぐ、国道413号線「道志みち」の中央(本市西端)に位置し、道志川・神ノ川の清流や、豊かな緑に囲まれた自然があふれる地域です。
丹沢山系が連なるこの地域は、以前、林業が盛んに行われていましたが、海外からの安い木材の輸入に伴い衰退し、いつしか山の手入れが行き届かなくなってしまいました。
山は、手入れを止めてしまうと、木は枝を伸ばし日差しを遮ることにより、下草の成長を妨げてしまいます。下草は木と共に、バランスよく成長することで、山の保水力を高め、私たちの水源としての森林を守る大きな役割を担います。また、木は枝打ちや間伐をしないと、節が増え、曲がってしまい木材としての価値が下がってしまいます。
そんな、ふるさとの山々の荒廃に心を痛めていた青根出身の佐藤さんは、山の再生、水源の森の保全に取り組むため、転職を決意し林業の道に進みました。山の仕事を行いながら佐藤さんには「森林を守ること、水源を守ることの大切さ」をもっと多くの人に伝えることの必要性や、過疎化が進む「ふるさと」を元気にしたいとの思いが大きくなり、平成23年5月1日に情報や交流の拠点として『青根草木館』をオープンしました。
『青根 草木館』は、スギ・ヒノキなど、ほとんどを地域で調達した木材で建てられました。館内には、地元農家の新鮮野菜や、お土産コーナー、喫茶・飲食コーナー、木工体験コーナー等の他、水源となる丹沢の山々の景色が映しだされています。2階には、地域の人たちのコミュニティ拠点となるスペースが設けられています。
今までは、ドライブやツーリング、サイクリングを楽しむ人たちが、ただ通り過ぎるだけの地域でしたが、『青根 草木館』のオープン後は、多くの人が休憩ポイントとして足を止めるようになったり、木工を体験するために訪れるようにもなりました。
訪れる人たちに、青根の豊かな自然や、多くの恵みを感じてもらうことによって、森を守ることの大切さを伝えると共に、地域のにぎわいづくりの拠点となっています。