コミュニティビジネス活動紹介

Funny’s kitchen

安心見守りキッチンカー

基本情報

団体名 Funny's kitchen(ファニーズ キッチン)
代表者 三浦 知子
URL https://www.instagram.com/_funnys.kitchen/
事業分野 暮らし(キッチンカー)
主な活動地域 相模原市内

事業目的

多種多様な人々が繋がるコミュニティを構築し、様々な組織と連携を図りながら、誰一人取り残さないまちづくりと地域の活性化に取り組む

事業内容

・飲食販売事業
・安全・安心なまちづくり事業
・地域コミュニティの活性化事業
・やりがい、生きがい、雇用の創出事業
・イベント企画・運営事業

背景

◆ 中央区にある下九沢団地は、
神奈川県住宅供給公社が運営する25棟、900戸の団地です。
建設から50年以上が経過し住民の高齢化が進んだことで、高齢者の一人暮らしや高齢者だけの世帯が多くなりました。
団地に隣接する場所には、スーパーが2軒あり、買い物には不自由がない地域に思えますが、団地はエレベーターが無い5階建ての建物のため、足腰に不安を感じる高齢者にとって、階段を上り下りすることは大変なことです。さらに新型コロナウィルス感染症の感染拡大によって、外出を控えることが多くなり、運動不足や体力の低下が心配されていました。
また、誰とも話すことなく一日を過ごしたり、テレビを見ながらひとりで食事をしたりする人も少なくありません。

◆ Funny’s kitchenの思い
三浦さんは団地の近くに住んででおり、このような状況を目の当たりにしてきました。
また、日頃から「食事は楽しく」と言う思いがあるので、地域の人たちにも「もっと食事を楽しんで欲しい、もっとおしゃべりを楽しんで欲しい」と言う思いが強くなり、キッチンカーでの惣菜販売を始めることにしました。
キッチンカーでは、注文を受けてから調理して惣菜を提供します。事前に準備しておく方が効率良く販売できますが、出来立てのおいしさと調理中にするお客さんとの会話を大切にしたいと言う思いから作り置きはしていません。
おいしい惣菜とオーナーとのおしゃべりを楽しみに、階段を下りて来てもらうことで、健康づくりにも役立ちたいと考えています。

◆ 地域の見守り
キッチンカーの営業前後には、音楽をかけながら団地内を巡回し、地域の方々との挨拶を交わし、地域の見守りを実施しています。巡回中に気付いたことは地域団体とも情報を共有し、安全・安心なまちづくりにも取り組んでいます。
オープンから半年余りの間に、道端に座り込んで動けなくなっている人を見つけたことや、数日間同じ洗濯物が干したままになっている家に気付き、自治会と連携を図り安全が確認できたこともありました。
また、一人暮らしの高齢者には「3日間顔を出さなかったら、様子を見に来て欲しい」と、地域の人たちからも頼られる存在になりました。

◆ イベント開催
これまで、地域コミュニティの構築やにぎわいづくりのために実施されてきたお祭りや盆踊りなどのイベントは、地域住民の高齢化によって実施することが大きな負担になっていました。さらに新型コロナウィルス感染症によって、イベントなどが相次いで中止となり、町から活気が失われていくように感じられました。
そこで、キッチンカーの仲間たちに声を掛け、フードショップやワークショップ、マルシェが集まるイベントを開催しました。子ども向けのスタンプラリーや地元たまごの販売など、たくさんの催しを盛り込み、地域の人たちに喜んでいただくことが出来ました。
このイベントを機に、出店者たちとネットワークを構築し、食を中心としたイベントの企画・運営にも取り組んでいくことになりました。

◆ 今後の目標
地域の安全や安心を見守りながら、楽しい食の提供と健康づくりへの貢献を通して、コミュニティの活性化と地域のにぎわいづくりの仕組みを構築し、他の地域への展開を目指していきます。

◆ 現在の出店場所
 ・中央区田名団地公園
 ・緑区若葉台 ショッピングセンター内
 ・その他イベント等

写真ライブラリ

コメントは受け付けていません。